対外連携活動

宇宙航空研究連携拠点の参加部局による対外連携活動の中で、代表的なものを掲げます。

A 惑星系探査部門(主要参加部局:理学研究科 + 工学研究科)

<国際連携>
[活動中]
MAVEN 火星探査 [NASA]:紫外線観測(IUVS)・粒子観測(NGIMS)による火星の流出大気研究に、共同研究者として参加。
ExoMars Trace Gas Orbiter 火星探査 [欧宇宙機関(ESA)]: 赤外線分光装置(NOMADACS)による火星大気観測研究に、共同研究者として参加。
BepiColombo 水星探査 [ESA+JAXA]:主担当として、JAXAのMIO探査機へ観測装置(Plasma Wave Investigation (PWI))[理] を提供。2018年打上、2025年から観測予定。

[開発中]
JUICE 将来木星探査 [ESA]:JAXA支援のもと、日本側を代表して観測装置(Radio and Plasma Wave Investigation (RPWI))[理] を提供。2022年打上予定(観測:2029〜)。

<JAXA連携> 以下のProjectに、メインプレイヤーとして参加しています。個々の研究者レベルでは、他にも多くの衛星・探査機に参加・協力しています。
[活動中]
はやぶさ2 小惑星探査:回収サンプルの解析 [理] および 小型ローバーの提供 [工] で参加。2014年打ち上げ、2018年から小惑星Ryuguに接近探査中。
あらせ 地球放射線帯探査:副担当として観測装置(Plasma Wave Experiment (PWE))を提供[理]。2016年打ち上げ後、順調に活動中、2025年から観測予定。

[開発中]
MMX 火星・衛星探査:各種サイエンス取りまとめ、および副担当として観測装置(MacrOmega)開発に参加 [理]。2020年代前半打上げ予定。

B 航空宇宙技術開拓部門(主要参加部局:工学研究科、流体科学研究所)

<産学連携>
iSPACE: 東北大・工のロボティクスローバー技術等を活用して、宇宙空間輸送および、月面探査情報の提供サービスのビジネス展開を目指す。
 (iSPACE社 Web)
PDエアロスペース: 東北大・工の極超音速エンジン研究が着想の基となるジェット/ロケット燃焼切替エンジン開発・サブオービタル飛行用宇宙機を開発し、宇宙輸送の事業化を目指す。(PDエアロスペース社Web
・東北大 – Boeing Higher Education Program (2012年度-):米国The Boeing Company が世界的に展開する教育プログラムに参加し、「世界の将来を担うべき優れた科学者・エンジニ ア」を育成する事業を実施しています。(Project紹介Web [流体科学研究所]

<新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)>
・航空機用構造設計シミュレーション技術開発(2015-2019年度):流体科学研究所・航空機計算科学センターを中核に、我が国の航空産業の拡大のため「低コスト機体開発を実現」するための数値シミュレーション技術開発を実施 しています。(Project紹介Web [流体科学研究所]

<JAXA連携>
JAXA角田宇宙センター: 角田では、将来の高性能エンジン開発・大気圏再突入実験研究等が進められています。東北大・工・宇宙航空工学専攻に「将来宇宙輸送工学分野」を開設し、密接な教育・研究をともに行っています。(丹野研究室Web)

C 極限生命医学部門(主要参加部局:生命科学・医学研究科 [+ 理学研究科])

<JAXA連携>
・国際宇宙ステーション「きぼう」と 東北メディカル・メガバンク機構 の連携:宇宙環境を利用し、個別化予防・先制医療などの次世代医療の研究と共に、ヒト疾患や加齢の仕組みの解明を目指します。また宇宙と地上にまたがるデータセットを整備し、創薬や産業利用等への幅広いニーズへの適用を目指します。
プレスリリース (2019/2))

D 惑星系環境防災部門(参加部局:東北アジア研究センター、農学・環境科学・工学研究科 [+ 理学研究科])

E 惑星系未来インフラ部門(参加部局:工学研究科、流体科学・金属材料・電気通信・多元物質研究所、産学連携先端材料研究開発センター、教育学研究科 [+ 理学研究科])