全学組織として発足4年目となるAIRCですが、2022年度の活動総覧をまとめました。「社会にインパクトのある研究 <F-2> “太陽系を拓く”」による総長経費支援、および AIRC参加部局・メンバーのvoluntary作業により、以下の活動を遂行しました。
1. 組織形成 * A. 惑星系探査部門、B. 航空宇宙開拓部門、C. 極限生命医学部門、 D. 惑星系環境防災部門、E. 惑星系未来インフラ部門それぞれ、部門headによりゆるやかな組織化 (例) 国際集積エレクトロニクス研究開発センターと共同のシンポジウムを開催 * 以下の申請・計画を提案 ・「施設 概算要求」(超小型衛星運用アンテナの更新)の申請 ・「宇宙航空連携研究センター 概算要求」の申請 ・「WPI」への申請 * 以下の整備・更新 ・「東北大・宇宙航空連携研究拠点」web https://aerospace.gp.tohoku.ac.jp/ ・「東北大・宇宙航空連携研究拠点」twitter https://twitter.com/TohokuUniv_AIRC
2. シンポジウム *2022年12月10日 (土) オンライン 本連携拠点第4回シンポジウム https://aerospace.gp.tohoku.ac.jp/20221210-airc-sympo4/ COVID以降初の「実会場(流体科学研究所)を伴うハイブリッド方式」で開催。 <Topics> スピントロニクスと宇宙:東北大および日本の取り組み [ゲスト講演者] 廣瀬和之、小林大輔 (JAXA)、堀 茂弘 (Space Compass)
3. 教育・研究連携 (1) 大学院講義: ・大学院横断教育活動: 大学院横断教育活動(講義:学際研との連結講義x1、シリーズ集中講義x1) 講義#1 〜 学際研との連結活動 : 「太陽系物理学特論」 〜 理・工・流体研・生命合同 https://aerospace.gp.tohoku.ac.jp/20221006-series-lecture/ 講義#2 〜 シリーズ集中講義 : 「月と国際月探査」「惑星大気科学 〜 金星・火星を中核に」 https://aerospace.gp.tohoku.ac.jp/202208_speciallecture/ (2) 研究集会: ・惑星圏シンポジウム(2月) https://pparc.tohoku.ac.jp/sympo/sps/ 東北大も参加貢献する太陽系全域の探査と将来有人活動を目指す「国際宇宙探査」に絡む戦略的議論。 「春」に行うこの会合を「秋」に行うJAXA相模原での会合で受ける「年2回方式」が定着しつつある。 ・宇宙教育プログラムの「全国化」: JAXA理工合同委をベースに、名大・神戸大・総研大・東大等を中核したパイロットプログラムを検討 名大で9月・3月に行われている超小型衛星教育プログラム「民間における宇宙利用 基礎コース・発展コース」へ本学大学院生を派遣 (3) DC院生特別支援: ・国際宇宙大学(ISTU)へのDC派遣支援制度 https://aerospace.gp.tohoku.ac.jp/2022space-studies-program/ 今回は実派遣が可能となり、工・科航空宇宙工学専攻の修士院生が8週間に渡って参加。2023年2月14日に参加報告会。 (4) 学内横断プロジェクト: ・「BioCube-SAT・BioCube-ISS」開発プロジェクト(2019-2023) https://w3.tohoku.ac.jp/frid/project/page-56/ 目標は「モデル実証ユニット」の確立。学内複数部局のスタッフ・大学院生・学部学生を中軸に、2022年度末には実証機の組立に入った。