宇宙航空連携拠点(AIRC)・2021年度活動のsummary (2022/3/31)

全学組織として発足3年目となるAIRCですが、2021年度の活動総覧をまとめております。「社会にインパクトのある研究 <F-2> “太陽系を拓く”」による総長経費支援、および AIRC参加部局・メンバーのvoluntary作業により、以下の活動を遂行しました。

1. 組織形成
* A. 惑星系探査部門、B. 航空宇宙開拓部門、C. 極限生命医学部門、 D. 惑星系環境防災部門、E. 惑星系未来インフラ部門それぞれ、部門headによるゆるやかな組織化
   (例) 国際集積エレクトロニクス研究開発センターのご参加(スピントロニクス研究への宇宙航空分野への連結)

* 以下の申請・計画を提案
 ・「施設 概算要求」(超小型衛星運用アンテナの更新)の申請
 ・「宇宙航空連携研究センター 概算要求」の申請
 ・「WPI」への申請

* 以下の整備・更新
 ・「東北大・宇宙航空連携研究拠点」web           https://aerospace.gp.tohoku.ac.jp/
 ・「東北大・宇宙航空連携研究拠点」twitter      	https://twitter.com/TohokuUniv_AIRC
2. シンポジウム
*2021年12月4日 (土)  オンライン 本連携拠点第三回シンポジウム    https://aerospace.gp.tohoku.ac.jp/211204-aircsympo3/

 <Topics #1> 宇宙生命科学フロンティアの開拓を目指し、宇宙における植物育成・宇宙農業への連結話題を中核とした議論を実施
	[講演者] 東谷,日出間(東北大), 北宅(大阪府大), 久米(九州大), 矢野(JAXA)。
	第一回シンポジウムをきっかけに始まった本学内の宇宙航空連携。プロジェクト「BioCube開発計画」(生命・工・理・流体研を主軸)と連携した活動でもある。

 <Topics #2> 東北大・宇宙航空連携研究拠点の取組: スピントロニクス半導体の宇宙利用および超小型衛星開発の戦略に絡む議論を実施:
	[講演者] 遠藤,吉田 (東北大)
3. 教育・研究連携
(1) 学部・大学院講義:
 ・基礎ゼミ: 「太陽系惑星環境探査 + 宇宙/航空/生命」による 学部生向けの全学横断型教育
 ・大学院横断教育活動
	講義#1 〜 学際研との連結活動 : 「太陽系物理学特論」 〜 理・工・流体研・生命合同
	講義#2 〜 シリーズ集中講義     : 「Systems Engineering」「火星探査」     https://aerospace.gp.tohoku.ac.jp/202109-speciallecture/

(2) 研究集会:
 ・惑星圏シンポジウム(2月)
	東北大も参加貢献する太陽系全域の探査と将来有人活動を目指す「国際宇宙探査」に絡む戦略的議論。
	「春」に行うこの会合を「秋」に行うJAXA相模原での会合で受ける「年2回方式」が定着しつつある。

 ・宇宙教育プログラムの「全国化」: JAXA理工合同委をベースに、名大・神戸大・総研大・東大等を中核したパイロットプログラムを検討

(3) DC院生特別支援:
 ・国際宇宙大学(ISTU)へのDC派遣支援制度    https://aerospace.gp.tohoku.ac.jp/2022space-studies-program/

(4) 学内横断プロジェクト:
 ・「BioCube-SAT・BioCube-ISS」開発プロジェクト(2019-2023)    https://w3.tohoku.ac.jp/frid/project/page-56/
	目標は「モデル実証ユニット」の確立。学内複数部局のスタッフ・大学院生・学部学生を中軸に、学外研究者も巻き込む形で活動を向上させていく。